Windows8でFullHDのモニタをHDMIケーブルでつなぐ時に注意したいこと。
久々の備忘録。すっかりハマってしまって大変だった。
もし同じことで悩んでいる人がいたら、参考になれば嬉しいです。
追記:2014年3月8日
インテル グラフィックス・コントロール・パネルの下に、NVIDIAコントロールパネルでの設定方法を追加しました。
関連記事:2014年11月08日
この記事の方法でも改善しない現象が発生したので
その対処法っぽいのを追加
症状:HDMIケーブルでつなぐと、画面が白っぽくなり黒が正しく表示されない。
なお、DVIでは問題がない模様。また、ドライバを入れない状態だと起きない。
違いはこんな感じ。
カラーなどの設定をいくら弄っても黒はどこまでも灰色っぽくなります。起動時の色 pic.twitter.com/klOkWVKSbg
— chiroru (@chiroru_27) March 2, 2014
値を少し動かして戻した後の色 pic.twitter.com/TXVs7bTOoT
— chiroru (@chiroru_27) March 2, 2014
こっちが正しい表示。黒つぶれはカメラの性能とか諸々。
原因:TVモードのような設定になり、それに合わせて色が変更されていた。
どうやらHDMIのRGB出力には「リミテッド」と「フルレンジ」というものがあり、このリミテッドでは、階調という濃淡の段階数がフルレンジより少ないため黒が白っぽく表示されるとのこと。そしてFullHD(1920x1080)のモニタを使った場合、CEA-861というTV系の規格が使われてしまうらしい。
TV系のモニタはPC系のモニタに比べて、輝度やコントラストが強めになっているため、標準で「リミテッド」になっている。
これが真相だったみたいです。
ドライバを適用させずに小さい解像度で出力されると、この問題が起きなかったのはこのため。
対処法:カスタム解像度設定などで、フルレンジが使える規格に設定すればいい。
ここまで書いててなんですが、私タイミング標準をしっかり理解出来ていません・・・orz下は、それを分かった上で読んで下さい。
それでは、読みたい方をクリックして進んで下さい。
まずインテル グラフィックス・コントロール・パネルのカスタムモードを起動する
場所はここC:\Windows\System32\CustomModeApp.exe
警告画面がでるので、「はい」で同意し実行
カスタム解像度の設定を作る

幅 | 1920 |
高さ | 1080 |
リフレッシュレート | 60 |
色深度 | 32ビット(変更なし) |
インターレース・モード | いいえ(変更なし) |
アンダースキャン率 | 0%(変更なし) |
タイミング標準 | CVT-RB |
入力完了後、右下の「追加」をクリック
確認画面が表示されるので、「はい」をクリック
すでにある解像度なので上書きするかの確認
「はい」で同意し、完了
再起動
隣の削除タブに作成したカスタム解像度があることを確認し、PCを再起動私の環境では、これで正常に表示されました。
まずNVIDIAコントロール パネルを起動する

デスクトップで右クリックし、コンテキストメニューから起動
カスタム解像度を作成する

ディスプレイ > 解像度の変更 より、カスタマイズを選択します
カスタム解像度の作成 を選択します
ディスプレイモード(すべて初期設定でおk)
水平ピクセル | 1920 |
垂直ライン | 1080 |
リフレッシュレート | 60 |
色の深度 | 32 |
スキャンの種類 | プログレッシブ |
タイミング
標準 | ブランクを低減した CVT |
こちらにはCVT-RBという表記はありませんが、RBはReduced Blankingの略なので、「ブランクを低減した CVT」がそれと同義です。
入力完了後、右下の「テスト」をクリック
確認画面が出るので同意し、テストを実行
テストが成功したら、「はい」を選択して保存して下さい。
再起動
カスタムに作成したカスタム解像度があることを確認し、PCを再起動私の環境では、これで正常に表示されました。
これならグラボ変えなくても良かったみたい^^;
代理店で確認してもらった時に発生したのも、こうみると当たり前ですね・・・。今回はグラボなしのオンボードでの設定なので、次回はNVIDIAのコントロールパネルでカスタム解像度を作ろうと思います。
以上、@chiroru_27 でした。